YOUは世界のジャニーだよ
2019年7月9日
いつか来るとは思っていたけど、もしかしたら来ないのかもとも思っていた日。
すぐそばまで迫ってるって感じながら、遠ざかっていくのかもとも思っていた日。
人生はなかなかうまくいかないものだ。
私の大好きなむーたん。
ジャニヲタになったばかりの頃、「ジャニーさんは帝国ホテルの最上階に住んでいて、1粒6万円の薬を毎日3粒飲んでいる」っていう怪しい都市伝説を聞いて、んなアホなwwwって笑ったのが最初の出会い(?)だったかな。そんな噂全然信じてなかったけど途中からむーたんならありえるかも、それが不老不死の薬なら私が事務所に払ったお金もどうぞ使って下さいって半ば無理やり信じてみたりもしてたw
それにむーたんと言えば常人じゃ考えられないような出来事に度々遭遇する人で、時には自宅マンションに不法侵入されたり、エレベーターに4日も閉じ込められたり、6万円の薬の話よりよっぽど嘘っぽい実話。笑
私が初めて会ったのはドリボの時、帝国劇場のロビー。
たしかむーたんは紙袋を持ってて、小さい女の子に喋りかけてた。近くにはスタッフもいてスタッフとは英語で会話してた。
「うわ〜本物のジャニーさんだ〜!」
って心の中でめちゃくちゃ感動したけど、周りの人には気づかれてなかった。(周りも感動を押し殺して平静を装っていたのかもw)
それ以来しばらく会うことなくて、数年前の野球大会で元気そうにサンチェと一緒にいる姿見て嬉しかったな。
その後もどこどこの会場にジャニーさん来てたよって目撃情報見る度に安心したし、この歳まで忙しく働いて本当にエンターテイメントの世界を愛し、身を捧げてるんだって感心したりもした。
そんな感じだったから、ジャニーズ事務所を率いる偉大な社長でありながら、むーたんのエピソードを聞くたびに愛しさが増していく可愛いおじいちゃんで、私にとってはそこにいるだけでありがたい神様みたいな存在でもあったなぁ。
まぁ、むーたんがいなかったら私とKAT-TUNは出会ってないし、KAT-TUNもメンバーに出会ってないし、ジャニーズという組織さえなかったわけだから神様っていう表現はあながち間違ってはいないと思う。
すべての道はジャニーに通ずじゃないけどさ、何をどうしてもあらゆる出来事の始点になっている人だもん。
事務所のオーディションを受けた時、足首がキュッとなったお父さん所有のダサジャージを着てた亀。江戸川から来た野球少年のこと、ダイヤの原石だってわかってたんだなぁ。
赤西は最初不合格になって、仕方ないからつけてたナンバープレートを近くのおじさんに返したら合格になったんだよね。そのおじさんがむーたんじゃなかったら、番号が1番じゃなかったら、JIN AKANISHIは生まれていなかったかもしれない。
田口はダンス審査で疲れ切ったところに「YOUここで諦めたら終わりだよ」って声をかけて貰ったんだよね。その時諦めなかった結果なのか、無事合格。けど、その後たぐママが催促の電話するまで2年くらい放置されてたんだよねwジャニーズらしいと言えばらしいw
聖はいとこの付き合いみたいな感じで受けて合格。あの時合格してなかったら絶対一流のチンピラになってたと思うから自分の良さを発揮できる道に導いてくれて感謝してる。事務所辞めた時も辞めた後もいろいろあったけど、今もなんとかやれているのはジャニーズ時代に築いた経験が見えない財産として残っているからだと思う。生きる道を残してくれていたんだね。
オーディション当時、坊主頭の田舎っ子だった上田。それをむーたんは「坊主いいよ〜!」って頭撫でて合格にしてくれたね。こんなすごい社長に認められてコンプレックスや劣等感抱えやすい上田は嬉しかっただろうな。
そして、せっかくだから社長に質問してみようと5、600人いたオーディション中に直接質問した中丸。「ジャニーズはかっこよくないと入れないんですか?」って質問に「YOUは自分のことどう思うの?」って逆質問したむーたん。「中の下」という自己評価に対して「YOUは中の上だよ!」って言ってくれたんだよね。
こうやってむーたんの手で集められた6人がKAT-TUNを結成しました。
このKAT-TUNという名前もカッツンとかカツーンとか読みにくいことこの上なし。でもいまだに「いやいや、カトゥーンです!笑」って持ちネタみたいに言えるのはむーたんのセンスあってのことかもしれない。私はKAT-TUNという名前、とてもとてもかっこいいと思うけどね!
そして記念すべきデビュー曲「Real Face」も最初は社長の一声で「ひらけゴマ」っていう曲名になりかけたり、ガギグゲゴが入るとヒットするっていう独自の理論で「ギリギリ」って言う歌詞が入ったり、プロデューサーとしての手腕を遺憾なく発揮して頂きました。
結果大ヒットしてるわけだから、むーたんのガギグゲゴ理論は試す価値ありw
この6人を扱うのはいつだって簡単ではなかったと思うけど、その一筋縄でいかない6通りのヤンチャな感じ、むーたんはけっこう好きでいてくれてたと思う。笑
グループにしてくれて、デビューさせてくれて、本当にありがとうございました。
ジャニーさんとのエピソードを思い出したらきりがない。
野球に夢中でレッスンに来ない亀に「YOU!ジャニーズで野球やっちゃいなよ!」っていうむーたん
RED SUNが嫌いなむーたん
ドリボ限定で勝運結成したけど全然定着しなかったむーたん
ソロコンやらない?の一言でマウピの開催を決められるむーたん
聖と2人でタイタニックを見に行ったむーたん
年下組と食事に行き、好きなもの食べていいと言われたので「ありがとうございます!」と言った田口に「YOUはダメだよ!」っていうむーたん
中丸のことをいつまでたっても薬丸って呼ぶむーたん
中丸のことは上田って呼ぶこともあるむーたん
田口のことは出口って呼んでたむーたん
上田の坊主は褒めたのに聖には「坊主ダメだよ〜!」って怒るむーたん
その後坊主キャラが定着して「坊主最高だよ〜!」っていうむーたん
たまたま繋がった亀の携帯電話をこっそり半日聞き続け、その行動に「YOU不良だよ!」っていうむーたん
中丸のボイパの音を時限爆弾と勘違いするむーたん
伝説のケンカをしたたっちに「YOU達、仕事でケンカ出来るなんてカッコいいよ!」っていうむーたん
YOUたち!って番組で田中。にMCを任せてくれたむーたん
ギネス記録を持っているむーたん
いい肉食べさせてあげるとフォルクスに連れて行くむーたん
亀と山Pに深夜自宅に突撃されるむーたん
聖と喋っていると思って留守電に喋り続けるむーたん
田口のソロ曲のためのユニット名なのにNTTってNを先頭にしちゃうむーたん
箒で掃いたらいなくなるJr.って言われた亀を守ってくれたむーたん
Mステの衣装が暗いからってテレ朝の受付の造花を胸ポケットに挿して送り出すむーたん
赤西のことを頑張ってるしいい子と言うむーたん
樹の履歴書をこきたんから受け取るむーたん
金髪にした亀の髪と眉毛をスプレーと油性ペンで黒く塗ったむーたん
KAT-TUNのMCはつまんないよって言い続けてたむーたん
ヲタクの終電を心配してくれるむーたん
始まったものが終わるのが嫌いだから千秋楽には来ないむーたん
これまでの思い出、全部忘れたくない。
時代はいつか終わるもので、ある時代が終わった時、また新しい時代が始まるのかもしれない。だけどむーたんは日本に1つの大きな文化を作った人で、昭和〜平成〜令和と続いたように、時代が変わってもきっと忘れられることはない。
もうコンサートの最後に
General Producer
JOHNNY H. KITAGAWA
の文字も見れないのかな?
IGNITEは早い時期から動き出してたはずだから、もし最後に見れたら幸せだなぁ。
見れなかったとしても、これまで私の記憶の中に残してくれた宝物をずっと大切にするからね。
KAT-TUNの生みの親であり、名付けの親。
育ての親であり、見届け人。
私とKAT-TUNを繋げてくれた人。
そして世界中のたくさんのジャニーズファンを、かけがえのない大切な誰かと巡り会わせてくれた人。
「僕達のショーはハッピーエンドで終わります」
そう言ってたくさんの物語を作り続けたむーたん。
ジャニー喜多川という人生の最期もハッピーエンドで閉じられたよね?そう思っていいんだよね?
昨日の今日じゃ悲しくて寂しくて心の整理もついてないけど、本当にこれまでもこれからも偉大すぎる大好きなむーたんでした。
天国がつまらなかったら今からでも戻ってきていいからね。
でも、きっとつまらない場所だったら自分で楽しい場所に変えちゃうんだろうな。
だって、YOUは世界のジャニーだもんね。