2つ目の脳みそ

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ボケ防止

上田が世界に見つかった!!!

POLITICAL MOTHER THE CHOREOGRAPHER'S CUT

2019年4月7日 in オーチャードホール 


今回一緒に作品を作るのは、2008年に設立され世界各地で公演を行うホフェッシュ・シェクター・カンパニー。なぜ、この世界的ダンスカンパニーに上田竜也が見つかったのか、そのきっかけは未だにさっぱりわからない。

だけどカンパニーを率いるホフェッシュ・シェクターがしっかりと評価してくれているのは間違いなさそうなのでどんな公演になるのかすごく楽しみだった。

同時に、コンテンポラリーダンス踊れる…?という不安もwwwだけど公演に先駆けて雑誌のインタビューで俺は踊らない的なことを言っていたからますます何をするのか、どんな舞台になるのかわからなかった。


そして本日。

とりあえず初めの1回は何も情報無しで見てみようかなと初日のネタバレとかパンフレットとかほぼ見ずに観劇。

結果、よくわからなかったwだけどなぜかめちゃめちゃ面白かった!


開演前

Bunkamura枠で取ったチケットだったから後ろの方かなと思っていたら1階前列だった。ラッキー!

着席すると、ホフェッシュさんも客席の1番いいところに座ってスタンバイしてるじゃないですか。演出家とか振付師とかは客席にいるにしてもPAの近くとか隅じゃないんかい!笑

特等席にいたよwでも周りは全然気づいてる様子なく(普段着だし)、和やかに談笑したりしてた。


開演

主に舞踏チームがいるのが通常のフロア部分で、その上部にカンパニーの演奏チームやTOKIEさん、中村達也さんがいる楽器隊とたちゃんが位置する視覚的にも立体感のあるステージ。

たちゃんはスーツだったり、軍服だったりTシャツにネルシャツ、白シャツ…と衣装が頻繁に変わる。そして何語かもわからない謎の言語を終始話している。


まずチェロとビオラの演奏から始まり、1人の野武士が自害するところからスタート。そしてダンサーが2人出てきて踊り始める。それは次第に増えていっていつのまにか集団になっていく。


しばらくすると上田様ご登場。謎の言語を話すその人を群衆は崇めるようでもあり、困惑しているようでもあり。うーん、よくわからんwww

わかんないんだけどなんか舞踏チームのダンスは集中して見ちゃう。これがコンテンポラリーの楽しさなのかな?それもわからんw


で、また衣装を変えたたちゃんが現れては人々が動き出し消えていく繰り返し。


最後、これまでのダンスが巻き戻されるように遡っていき、野武士の声が聞こえて終わり。


WHERE THERE IS PRESSURE THERE IS FOLK DANCE


最後までよくわからんかったけど、私なりの解釈をするとたちゃんの役は何かのリーダーなのかな?それは衣装の違いからもわかるように時代背景が違っても必ずリーダーとなる人がいるんだと思う。革命家だったり、ロックスターだったり。

そして群衆もいつだってそういう指導者とか時代の寵児みたいな人を求めているんだと思う。

だけど、崇めていく中では葛藤も生まれていく。そしてその葛藤の中で自我が芽生えたり、自分の生きる道を見つけたりしていく人間。

だけど時代が変わればまた同じことを繰り返していくのかもしれない。

初めに命を落とした野武士も、何かに従って自害したのかもしれないし、上に立つ者(殿とか?笑)に絶望しての自害かもしれない。最後ダンスが巻き戻ったことであの野武士は救われたのか、それともどこかでまた同じことが起きているのか…。


「ポリティカル・マザー」直訳すると政治的な母

たちゃんはこの母的な部分を担っていて人々にとって大きな存在だけど、ポリティカルって言葉がつくだけでちょっと冷酷な感じがするし、絶対的な繋がりにはならないような気がした。

発せられている言葉は、崇めている者だけには伝わるのかもしれない。でも本当に正しいことを言っているのか?って問われている気もした。

ステージが上田のいるところとダンサーのいるところで分かれているのも、立場的に交わらない者同士って感じだし。

誰かもわからない人が謎の言葉を話しているからこそ、答えはないのかもな。

だけどそれでも信じてついて行くならばそれもよし、自分の道を見つけて進んで行くならそれもよし、みたいなね。


やだ、なんだか私とKAT-TUNの関係みたい!って思ったので最終的にポリティカル・マザーは「私とKAT-TUNの物語」ってことで着地したw

必死に理解しようとして結局そこかよっていうwもう仕方がない。これは。私ヲタクだから!もうコンテンポラリーは平慶と保険見直し本舗しか知らないもん!舞台芸術に関する知識と感性が0だから仕方ないよ!笑


カテコ

拍手が始まるとホフェッシュは私の前を通過しステージ裏に移動。

まずはダンサーと楽器隊に盛大な拍手。ダンサー達尻文字みたいにお尻動かしてて面白いw

TOKIEさんと中村さんも登場。

そして我らが上田竜也の登場。客席の拍手が一段と大きくなる。

ホフェッシュも登場し、大拍手。

拍手に答えるためにぺこりぺこりするぎこちないお辞儀が可愛かった。

一旦はけるけど鳴り止まない拍手にキャスト再登場…っていうのを4、5回繰り返し。しつこいwもうキャストも「またかよw」、お客も「また出てきたw」みたいな感じで笑いが起きてたw


そして突然始まるジェスチャーゲーム

(´・ω・`)σ (あいつら俺達で遊んでるぞ、終わんないわ)


(うぃ〜みんなの好きな上田だよ〜ホレホレ〜)

(*ホ∀フェ)σσ (´^ω^`)ぐふ


(;´・ω・`)∩(みんな本当にもういいから!)


〜(´*ω*`)〜 (俺達もうヘロヘロでーす) 


(´-ω-`)人 (今日は帰って寝ようね)

おねんねポーズの目閉じて首コテンしたのが赤ちゃん。可愛すぎて客席から悲鳴が上がった。

まぁこういうしつこさもジャニーズではよくあることだけど、この場でそれを許してくれるカンパニーの皆さんとジャニヲタ以外のお客の皆さんには感謝しかございません。

そしてそのしつこいヲタクの扱いを1番知っているたちゃ様が自分の可愛さでねじ伏せて、大衆を従わせ、みんなが一同に帰路へ向かうところ、まさにポリティカル・マザーの劇中のそれで、帰り道に「やはり時代は繰り返す…」と私は噛み締めたのであったwwww


セリフもない、意味もわからない状態の75分だったけど、集中して見れたのはやっぱりカンパニーの力なのかなぁ?面白かったしまた見たいと思った。蜷川舞台の時もかなり難しかったけど、毎回その中に飛び込んで自分のものにしていくたちゃんの姿がかっこよくて今回も眩しかった。

踊りはしないもののかなりエネルギーを使うので、カンパニーの期待に応えられるように明日からも頑張ってほしいな。のど大事にして!!

私ももう少し理解を深められるようにパンフ熟読してお勉強します。