はじめてのSHOCK 〜入門編〜
ENDLESS SHOCK
2020年2月4日 帝国劇場
7年ぶりの帝劇。
こきたんがいなくなり、ドリボもなくなり、もうここに来ることはないと思っていた私。なんと一生縁がないと思っていたSHOCKにて再降臨。
だって問題の17年前のSHOCK当時、私はまだジャニヲタじゃなかったし、その時の話を聞く限りKAT-TUNが呼ばれることは絶対にないと思ってたから。笑
なぜ再びたちゃんが呼ばれたのか、不思議な気持ちと共に心配だった。心配過ぎた。
まず、ダンス。単純に踊れるかって心配もあるけど、同時にSHOCKに出るということはその他大勢の演者と共に振りを合わせなければならないということ。デビューして間もなく14年。誰かの後ろで動きを合わせるって感覚もうきっとないよね。それが本職のJr.とは訳が違う。KAT-TUNは基本メンバー同士で振りを合わせようとはしないし(しろよw)、ダンスが合わない前提の振り付けになってるから一糸乱れぬ動きが果たして出来るのか…。
そして歌。これまでニーナの舞台や海外カンパニーの客演を務めた実績と、私の心を震わす確かな演技力は間違いなくある!でもミュージカルとなると歌の比率も多いし、ミュージカル仕様の発声が習得出来るかの心配。そして何よりたちゃんは喉が弱い(と私は思っている)。これまでの役柄的に酷使する必要があったんだとも思うけど、それで声枯らしてた時もあったから70公演乗り切れるのか…。
それから生死問題。
不思議なことにたちゃんの出る舞台だいたい人の生き死にが絡んでくるw
①ロミジュリ→心中しようと服毒死
②冬眠する熊→彼女寝取られ自殺7回
③青い瞳→彼女の兄を銃殺
④セカロマ→ゲイに刺されて死にかけ
ただでさえ生死について考え出したら寝れなくなっちゃう人なのにこれ以上苦しめないで!!!
あと私の問題としてSHOCK初観劇のためあらすじがさっぱりわからない。ちゃんとお勉強していこうと思ったのに気づいたら初日迎えてた。事実、階段から落ちて死ぬのがクライマックスだと思ってたら違った。まだ生きてた。
さて、前置きはこのくらいにしていよいよ本編へ。
※おもいっきりネタバレあり
ちなみに今日は2階の最後列。
SHOCK初心者にはふさわしい席wでもこの席は結果よかった!
まず始めにスクリーンに映し出されたのは、今回からEternal producerの称号を手に入れたむーたんことジャニー喜多川の名前。
そして自然と沸き起こる拍手。
うーちゃん出て来たら泣いちゃうかもぉ!とか思ってたのに名前出てきた瞬間フライング涙スプラッシュ!!!
まさか2020年までむーたん引きずって泣くとは思わなかった。
そして帝劇に輝く上田竜也の名前。
ついに上田が帝劇に帰ってきた……ウッ(早くも涙おかわり)
そしていよいよ大階段の上に、上田竜也様ご本人が登場。めちゃくちゃ踊ってる!!!…って、おーーーい!とんでもなく緊張してるやーーーん!!!なんかもうこの一瞬にしてたちゃんの緊張が伝わって来て一緒に震えたw
それにしても輝いている。美しい!!!!
これだけ踊るまでにどれだけ稽古を積んだのか。素晴らしい。
「皆さんこんばんは、堂本光一です」
パイセンの第一声びっくりしちゃった。堂本光一って言ってるのに東山紀之って聞こえるくらい東山紀之w
でもミュージカルの発声ってこういうことだよね。実際、最後列でもちゃんと聞こえた。それに比べてたちゃんの発声はところどころ聞き取れない部分もあってまだまだなのかな。でもいつもとは明らかに違う発声で、こっちもたくさん稽古したんだなって感動しちゃう。それなのにパイセンと比べたら全然違うの。パイセンどんだけ〜!まぁ私自身が素人なので良し悪しの判断が出来ているのかは定かではないw
今回はコウイチのライバル役ということで、歴代のライバルにもそれぞれの色があったと思うけど、タツヤはギラギラしてて尖っててでもなんか憎めないライバルって感じなのかなと思った。ある程度上田竜也としてのキャラを求めての抜擢なんだろうけど、私としては上田らしさとらしくなさのバランスが絶妙すぎた!!!
一幕はどちらかというとキュートなタツヤ。
とんがってるけど可愛さ隠しきれない愛されキャラ。
想いを寄せるリカのために黄色のスーツで街に繰り出すところとか愛しさの塊。
コウイチに「ドラミちゃんみたいな格好」って言われてたけどあれはどう見てもダンディ坂野だろwwwゲッツ!!!
他にもカンパニーの仲間に言われるがままリカにアタックしてみては玉砕してて、タツヤもしかして童貞なの?って心配になるくらいのピュアっぷり。
(;´・ω・`)ボクちゃん塾の時間だぁ〜!
SHOCKじゃなかったら絶対言わなかっただろうな。ありがとうSHOCKwww
どこか節約ロックのタカオちゃんみたいで、上田ファンの私達が見てもそんなことするの!?そんなセリフ言うの!?って新鮮さがあってとても楽しかった。
幕間のシーン
自分の失敗をフォローしたコウイチに対し楽屋でキレるタツヤ。SMGOの精神を説くコウイチ。
なんかこのやり取り見てると、
(´∀')フォローしろよ
(´・ω・`)お前にできても俺にはできねぇんだよ
の実話がフラッシュバックしてくるwwwケンカはやめ(以下略)
キレたタツヤが長椅子を蹴り倒したまま退室。それをコウイチが1人で起こそうと頑張る。起きない長椅子。諦めないコウイチ。起きない長椅子。見かねて手伝うビバリ。たまらず笑いが起きる客席。何だこれwww
そしてだんだんシリアスめな展開に。
Japanesqueのシーン
最初大きな弓持って出て来るタツヤ死ぬほどかっこいいんですけど!?!?私このタツヤがSHOCK史上1番好きだわ。CGかってくらい美しかった。
(´°ω°`)殺せー!皆殺しだぁー!
🤦♀️Oh…うっすらわかってはいたけど、結局切り離すことはできない上田と命の駆け引き。タツヤ!罪のない人達を傷つけるのはもうやめて!あなたが手をかけていいのは谷村だけよ!!!
そこから刀に持ち替えてシーンが展開していくんだけど、大階段の上でリカの肩抱きながら刀担いで見下ろしてるタツヤまじかっこよすぎた。え!?!?正気ですか!?!?こんなにかっこいい生身の人間がいるなんて信じられない。私ここのタツヤがSHOCK史上1番好きだわ(早くも記録更新)
そして大階段からコウイチがゴロゴロ落ちていく。落ちるってわかっていても体に力入っちゃった。あれがタツヤだと思ったら私はもう見ていられないよ!!!パイセン担のお姉様達大丈夫ですか!!!!!
続いて二幕。
私的にたちゃんにSHOCKへのオファーがあったのはこの二幕のためではなかったのかと思うほどの上田劇場だった。狂気と悲愴と戦慄が1人の男の人格を取り合いながらとっかえひっかえ表に出てくるような。かつてあの蜷川幸雄も惚れ込んだ演技がそこにあった(大げさ)
…いや、大げさだけど大げさじゃないのよ。
そう、尖っていて憎めないキャラだけじゃないのタツヤは。触ったらこっちがケガしちゃいそうな危うさと、どれだけ優しく触れても壊れちゃいそうな儚さが共存してるのよ。タツヤにも、そして竜也にもね!!!
一幕が私が見たかった上田だとしたら、二幕は私がみんなに見て欲しかった上田なの。
ご来場の皆さん、上田を見て!!!!!(見てる)
でも私の薄っぺらい言葉じゃタツヤの葛藤が表現出来ない。ほんとにこれはもう二幕を見てもらうしかない。だってあんなに尖っていたタツヤから溢れ出す弱さや脆さが切なすぎるよ。お腹いっぱいご飯食べさせてあげたい。あったかいお風呂に入れてふかふかのベッドで寝かせてあげたい。背骨が折れるくらい抱きしめてあげたいよ。
タツヤ、負けないで!!!!!
いやお前は誰だよって感じだけど、会場のみんなが同じことを思っていたはず。
もうなんならタツヤのためにコウイチ生き返ってくれよ!!!!!!!!!!
そんな感じだった。
カーテンコール
お辞儀はいつものお控えなすってって感じのやつ。帝劇なんだからもうちょっと美しくキメて欲しいんだけどな。スイバの王子様みたいなお辞儀してよ!!!
(光∀一)今日初日を迎えて、残り69えん…(69公演って言おうとして噛んだ)
(光∀一)69えんwww69円だったらいいですよねー、チケット代高いですからねー。でもそれでご飯食べさせてもらってまーす(笑)
(´・ω・`)…
パイセンが噛んだ瞬間、仲良しのふぉ〜ゆ〜の2人や梅ちゃんが笑う中、ずっと神妙な顔して聞いてるたちゃん。さすが直属の後輩w
カテコは他にもパイセンの笑いどころがいくつかあったのに、尊敬と畏怖の念がありすぎてずっと真面目な顔してたw…ねぇ、笑って?
(´・ω・`)こんばんは、上田竜也です←ちゃんと挨拶しててえらい
(´・ω・`)約20年前、この舞台に立たせて頂いていて、今またこうして立っているのは不思議な気持ちです。(でしょうねw)
初日や、昨日のゲネでも新しい発見があって、光一くんと共有出来たことも沢山ありました。
(光∀一)そうそう、昨日「ご飯食べるの面倒ですね」って。そうだろー!そうなんだよー!って。笑
(´・ω・`)いやー、こんなに疲れるんですねって。残りの69公演頑張っていきたいと思います…はい。
(´・ω・`)あ、光一くん1個だけいいですか?
⊂(*´・ω・`)⊃…
可愛すぎぃ!!!たちゃんから両手広げてハグを求めに行って、優しく受け入れてくれるパイセン。17年前なら絶対になかったはずwwwやっと上田が笑ったわ!!!
その流れでたちゃんにハグされにくる松崎。蹴り飛ばされて終了〜
(ビ∀バ)んもぅっ!せっかく感動して涙したのに止まっちゃったじゃないの!笑
松崎本人のキャラ的にも役柄的にもこういうお調子者な感じがずっっっと炸裂してた。友達に必ず1人はいる面倒臭いけどいい奴って感じ。顔が昭和すぎてあんまり好きじゃなかったけどけっこう好きになった!笑 何よりこきたんの同期として頑張ってほしい(切実)
そんな感じであっという間に終わってしまったけど、びっくりするほど構成のわかりやすい舞台だった。
ドリボしかりポリマザしかり難解すぎるストーリーの舞台を見ることが多かったので、初見の1回でどういう話なのか理解できたことに感動しちゃったよ。その分あんまりむーたんを感じなくて寂しかったりもするけど。
あと最後列に入ったことでたちゃんの動線や立ち位置が把握出来たので次はもっとしっかり見れそう!
そして、たちゃんはというとちょこちょこ周りよりも振りのカウント遅れてない?ってところとか今なんて言った?ってところがあった気がするけどこれからどう変わっていくかも楽しみの1つになった。それよりも二幕の熱演のおかげで、千秋楽まで喉が持つのか本当に心配。むしろ明日声が出るのか…。
でも!!!!!
そうやって声帯をすり減らしながら、命をすり減らしながらその役柄になりきる上田竜也だから私は好きなんだよ!!!
今までもそうやって来たんだから明日からもきっと大丈夫!!!
ケガだけ気をつけて頑張ってね!!!!!
そんな感じではじめてのSHOCK終了。
今日はちゃんとご飯食べられるかな〜???